飯田橋内科歯科クリニック 麻生田 泉 理事長 (飯田橋) インタビュー

新しい形の医療を追求「医科・歯科・整体が連携する治療とは」飯田橋内科歯科クリニック 麻生田泉理事長
飯田橋駅から徒歩3分という好立地にある飯田橋内科歯科クリニックは、患者さんと医師の笑い声が絶えない、とても明るいクリニックだ。この医院をリードしている理事長の麻生田泉先生は、自ら率先して「明るい笑顔」と「爽やかなあいさつ」を実践されているため、院内全体が、まるで大きな家族のようなやさしさに満ちあふれている。

そんな麻生田先生は、自身のポリシーである「医科・歯科・整体」を連携させた総合医療の重要性を一般の人々にも理解していただくために、日々新しいイベントを企画しているアイデアマンでもある。医療にかける想いはとても情熱的。合計3時間以上にも及ぶ非常に中身の濃い取材だったが、あっという間に時間が経過してしまった。取材後に担当インタビュアーが患者となったことは言うまでもない。

【目次】飯田橋内科歯科クリニック
1.歯科・整体
1-1.飯田橋内科歯科クリニックの特徴
1-2.連携医療の重要性
1-3.安心のカウンセリングシステム
1-4.定期検診受診率が70%を超えている理由
1-5.医院を牽引する理事長のリフレッシュ方法

2.医科(内科)
2-1.連携医療の中での内科の役割
2-2.インフルエンザの訪問診療
2-3.病児保育への想い

3.イベント企画
3-1.誰でも参加できる無料の教室

4.今後の展望
4-1.訪問診療の可能性

1.歯科・整体1-1.飯田橋内科歯科クリニックの特徴貴院の特徴を教えてください

一番の特徴は、医科・歯科・整体の連携医療のうえで、全身を一つの単位として見た治療を行っているところです。なかでも「かみ合わせを診て全身のバランスをとる」治療に関するノウハウは30年以上蓄積しています。

全身の症状で関連する部分がたくさんあっても、それらを関連付ける医学はありません。独自で理論を構築し、一つの幹にしていくのです。腰痛や肩こりの原因がかみ合わせ、顎の不調の原因が骨盤の歪みということもあります。この理論を構築するためには、歯科の領域だけでなく、医科と整体が連携する必要があります。私はこの理論を連携医療の中で長い間構築してきました。

医科・歯科・整体が連携するスタイルは珍しいですね
医科・歯科・整体が連携するスタイルは珍しいですね医科も歯科も整形外科(整体)も併設している病院はあると思いますが、当院のようにほかの科と連携する診療スタイルをとっているところはありません。大学病院などは横の連携が一切なく、それぞれが専門分野だけを診るという、まさに「木を見て森を見ず」ですね。

一方、当院のような診療所クラスでは担当医師が患者さんのことをよくわかっています。だからこそ、すべての科を交え、在籍している医師同士が「こういう症状の場合、歯科の観点ではどのようなことが考えられるか」というディスカッションが気軽にできます。

患者さんは一人で、全部つながっている一つの体ですから、その人にとってベストな医療はどういうものか、横の連携を持ち、ディスカッションをして決めていく「オーダーメイド医療」が必要だと思っています。

すべての患者さんに連携医療を提供されているのでしょうか?
普段、医科・歯科・整体は独立して治療を行っています。歯科では虫歯治療や歯周病治療など町の歯科医院と同じ治療を行い、内科ではインフルエンザの予防接種、整体ではマッサージなどを行っています。

歯科治療をしていく中で「腰が痛い」などのご相談をいただいた場合には、ご希望に応じて医科で骨盤も診ています。ほかの科の治療が必要なときには、3科が連携してディスカッションをし、その方にとって一番よい医療をご提供しています。

ちなみに歯科の患者さんは、内科での骨盤相談と骨盤の歪みを補正するストレッチに関して費用をかけずに行っていただけます。骨盤を正しい位置に補正することは日常の簡単な動作ででき、歪みによって生じる肩こりや腰痛を根本から解消することができますので、ぜひご相談ください。

歯科医師が多く在籍することによる患者さんのメリットを教えてください
歯科医師が多く在籍することによる患者さんのメリットを教えてください大学病院には各分野の専門ドクターが在籍しています。当院もインプラント、口腔外科、歯周病、かみ合わせ、小児歯科、矯正など、各分野の認定医・専門医が在籍していますので、大学病院と同じような機能を持たせることが可能です。

通常、専門外の治療は大学病院を紹介しますが、各分野の歯科医師が揃っていると、親知らずの抜歯の場合でも当院の口腔外科専門の先生に「こういう状態ですが抜けますか?」だけで終わります。大学病院に行く必要がありませんので、患者さんにとっては利便性が高いのではないかと思います。

また医療では、疾病に対する捉え方も変わってきます。当院は大学病院からさまざまな分野のドクターが来るため新しい情報がどんどん入ってきます。更に医科や整体もあり、より多くの情報が入りやすい面もあります。最新の見解を交えた治療をご提供できることも患者さんにとってメリットとなるのではないでしょうか。

1-2.連携医療の重要性かみ合わせ治療を必要としている患者さんは多いのでしょうか?
非常に多いですね。肩こりや腰痛、偏頭痛などにかみ合わせが影響しているケースもあります。今までは「かみ合わせが原因だ」と言われることはなく、医師に偏頭痛だと言えば「MRIを撮ってください」となり「異常ありません」と診断されて帰ってくるのがお決まりのパターンでした。

噛み締めや歯ぎしりで負担がかかって起こるなど、原因がかみ合わせということもあります。どこに行っても「異常ありません」と言われる方は、一度かみ合わせを疑ってみてください。

ただ、腰痛の原因がすべてかみ合わせというわけではありませんので、ほかの科と連携してさまざまな方向から原因を分析する必要があります。その上でかみ合わせが原因の場合はかみあわせ治療、かみ合わせが関係ない場合は身体のバランスを補正する治療を開始します。

身体のバランスを取る治療はどのような流れになるのでしょうか?
身体のバランスを取る治療はどのような流れになるのでしょうか?まず内科で骨盤のレントゲンを撮り、骨盤のずれや歪みを検査・分析して治療計画を立てます。その後、分析したデータを治療師に渡し、どういう力を加えていけば補正できるのか、運動指導、栄養指導、生活指導等、何をすればよいか、医科(内科・整体)から指示が出ます。患者さんとコミュニケーションを取りながら、その指示どおりにバランスを補正する治療を開始します。

医科で検査・分析した結果、口腔内が問題でしたら歯科も受診していただき、口腔内のチェックを行います。歯科で診るのは口腔内だけですが、3科が連携すると首から下も診ることができますので、治療師がいることはかみ合わせ治療において大きなアドバンテージとなります。

かみ合わせに問題が生じてくるのは大人になってからでしょうか?
かみ合わせに問題が生じてくるのは大人になってからでしょうか?そんなこともありません。私が今かみ合わせで危惧しているのは子どもたちです。

かみ合わせに歪みが生じると、さまざまなところに症状が波及していきます。たとえば、正常な乳歯は上下の乳歯の先同士が当たりますが、今の子どもたちは上の前歯が下の前歯を隠すくらい噛み込んでしまうケースが多いのです。そうなると、うまく発音できなかったり、食べるのが遅くなったり、つまずいて転んだり、さまざまな症状が出始めます。

当院の患者さんでも「それが普通だと思っていたけど、友達のお母さんと話したら異変に気付いたので連れてきました」ということも結構あります。歩き方がおかしい、よくつまずくなど、子どもの身体から出ているサインを親が受け取り、おかしいと思ったらすぐに来院してほしいと思います。

子どものかみ合わせ治療はどのようなことをされるのでしょうか?
噛み込んでしまっていることが原因で症状が出ているのであれば、噛み込まないようにするマウスピースをはめる治療をします。

そのほか矯正治療もあります。以前は乳歯でなく永久歯が生え揃ったら始めましょうという考え方が一般的でした。しかし今は、歯が生える前から顎の骨を見て将来を予見し、早い段階からどのような管理をしたらよいのかを考えていく、という考え方に変化してきています。そのため、乳歯の段階から矯正を始めることはとても有意義です。

矯正治療は子どもに有効なのでしょうか?
矯正治療は子どもに有効なのでしょうか?矯正治療は骨の柔らかいとき、つまり早い方がよいです。永久歯はほとんど骨が完成している状態ですので、どうしても治療期間が長くなってしまいます。また、成人のワイヤー矯正は取り外せないため、虫歯になったり、歯が傷ついてしまったり、発音に影響が出たり、さまざまな問題が起こります。

早い段階で行う矯正治療はマウスピースですから取り外しが可能です。自宅で一人のときにだけつければよいので、お友達の前でつける必要がありません。それに、乳歯の頃は骨が柔らかいため成人に比べて適応能力が高く、非常に短期間で効果が出ます。治療経過を見ていると鳥肌が立つくらい変わっていきますよ。

矯正治療はかみ合わせ治療に有効なのですね
矯正治療はかみ合わせ治療に有効なのですねそういうわけではありません。かみ合わせを診られる歯科医院で治療を行わないと、将来大変なことになります。実は当院の患者さんで多いのが「10年、15年前に矯正治療を受けた方」です。

今の日本の矯正は「審美矯正」といって歯をキレイに並べることがゴールですので、噛み合っていない歯があっても「はい、終わり」となってしまいます。

治療後は見た目もキレイで、歪み自体を身体が受け止めてしまうため何の症状も出ませんが、時間が経つと症状が出始めます。いろいろな病院に行っても「あなたは健康ですよ」と言われ、精神安定剤を処方されるケースもあるみたいですから。

本来、歯列矯正のように大きく歯を動かす治療は、矯正医とかみ合わせ専門がいて、かつ骨格を見ることができる整形外科(整体)などと連携して行うべきだと思います。そのくらい危険が潜んでいる部分でもあるのです。

1-3.安心のカウンセリングシステム定評あるカウンセリングではどのようなお話をするのでしょうか?
歯科では、安心して治療を受けていただけるようなカウンセリングシステムを盛り込んでいます。初診ではまず担当医から「なぜ来院されたか」「いつ頃痛み出したか」「今はどのような状態か」「ほかの歯科医院でその歯を治療したか」などを詳しく伺い、その上でレントゲンなど診察・診断に必要なデータを集めて治療計画を立てます。

「痛む歯を治療します」ではなく「全体で見てこの歯はこういう位置づけなので、この歯を先に治療したらかみ合わせのバランスが崩れますよ」というように、一口腔単位でのお話をしています。

しっかり説明があると安心します
今は「インフォームドコンセント(説明と同意)」という言葉が広まっているとおり、医療側は治療に関することを患者さんにきちんと説明する必要があります。そして、患者さんはその説明を聞く権利があり、自分のお口の中を知る義務があります。

しっかり説明があると安心します当院では独自で作成した治療計画書を基に30分から1時間かけて治療計画をお話しします。カウンセリングですべてご理解いただいた上で治療を始めますので、皆さん安心して治療をお受けいただいています。この治療計画書は患者さんにもお渡ししており、治療箇所が複数ある場合でもこれを見れば自分のお口はどういう状態なのか、どういう治療をしていくのかがひと目でわかるようになっています。

治療の度にこの治療計画書を握りしめて来る方や、熟読し「次はここだよね」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

なぜカウンセリングに注力されたのでしょうか?
なぜカウンセリングに注力されたのでしょうか?歯学部を卒業してすぐに「おかしい」と思ったことがあります。歯医者に行ったら「歯を抜かれた」「削られた」と表現する患者さんが多いことです。その患者さんのお口の中を見て、とてもよい治療を受けているのになぜ?という気持ちがありました。

よく考えてみると、やはり説明が足りないからなんですね。開業医の先生がしっかり説明しようと思うとそれだけで膨大な時間がかかってしまい、診察台に座ったまま「ここはこうですからやりましょうね」という簡単な説明だけで終わってしまうのです。

診察台は居心地のよい空間ではありませんから、皆さん緊張しています。その緊張した状態で先生が「これするからね」と伝えても「はい」としか言いようがなく、自分の意思をはっきり伝えることができません。その結果「あそこで歯を抜かれた」となるのです。

最初に「今どういう状態なのか」「どういう治療が必要なのか」を診察台の上ではなく、カウンセリングルームで、同じ目の高さでお話することが必要だと思い、今のカウンセリングシステムにたどり着きました。

カウンセリングルームで行うのですね
カウンセリングルームで行うのですね治療する側は、患者さんが何を望んでいるか、患者さんのニーズはどこにあるかを知りたいという思いがあります。

患者さんは自分の治療を選ぶ権利がありますので、医療側はしっかり説明をして多くの選択肢の中から患者さんに選んでもらう方法が本来だと思います。なによりカウンセリングルームでお話すると、患者さんは「ここは抜かないで」「これはしたくない」など、きちんと自分の意見を言ってくださいます。

カウンセリングをしっかり行うと、患者さんも治療をする歯科医師も安心して治療ができますので、今後もこのカウンセリングシステムは大切にしていきます。

安心な治療という意味で、自由診療の保証にも特徴があるそうですね
自由診療を行っている歯科医院の違いは、金額や技術の差以外に「保証」が挙げられます。これは医療機関ごとに考え方が異なり、3年保証をしている医院もあれば、まったく保証をしない医院もあります。実は保証はとても大事なポイントで、これを曖昧にしていると、たとえば2年後に壊れたらまた高額な医療費を支払うこととなってしまいます。

患者さんから費用をいただいて製作したからには責任がありますので、当院では、定期的な検診に来ていることを条件として「永久保証」を行っています。

どんな歯でも使っているうちにすり減り、かみ合わせは変化していきます。かみ合わせがずれた状態で過ごしているとある部分に力がかかりすぎて、せっかく入れた歯が壊れてしまう可能性があります。今の材料はよほどなことがない限り壊れません。長く問題なく機能する歯にするために、きちんと管理することの大切さは必ずお話しします。

1-4.定期検診受診率が70%を超えている理由通常の定期検診受診率が20%程度のところ、貴院では70%を超えている理由を教えてください
通常の定期検診受診率が20%程度のところ、貴院では70%を超えている理由を教えてください患者さんに「歯を管理することの重要さ」をしっかり説明した上で、「必ず検診を受けてください。将来必ずよいことがあります」とお話ししています。

あとは、ハガキに加えてショートメールでの定期検診のご案内も行っています。ショートメールには「検診の時期です」という定型文だけでなく、「先日○○の治療をしましたがその後いかがですか」というような、患者さん一人ひとりの治療後の経過をお伺いしています。

どの医院も定期検診のお知らせはしていると思いますが、「なぜ定期検診が必要か」までお話しできていないのではないでしょうか。当院では将来における影響をていねいにご説明いたしますので、皆さんが主体的に定期検診を受けてくださっています。

ここまでしっかりお話しする歯科医院は少ないと思います
ここまでしっかりお話しする歯科医院は少ないと思いますそうですね、ほとんどないと思います。歯周病と全身疾患が深く関わっていることはテレビでも放映していますし、メタボと口腔ケアの関係も新聞やネットで取り上げられています。

歯科は生死にあまり関係ありませんが、健康寿命やQOL(生活の質)を高めていく点では非常に重要です。

55~74歳までの男女を対象にした『「リタイア前にやるべきだった」後悔トップ20』というアンケートがあります。その結果は、「3位:日頃からよく歩けばよかった」「2位:スポーツなどで身体を鍛えればよかった」「1位:歯の定期検診を受ければよかった」でした。

歯の大切さを知ることで将来において差が生まれるのですね
「8020運動」はご存知ですか?80歳で歯を20本残せた人と残せない人では、総医療費、社会性において大きな差が生まれています。自分の歯が残っている人は、地域でボランティアに参加していたり何かのリーダーをしていたりしますが、歯もない入れ歯もない人は閉じこもって寝たきりになっていく傾向があります。

若いうちにきちんと歯の健康を管理していけば、将来健康で長生きすることができます。2016年現在、日本の平均寿命は男女合わせて世界1位。日本の医療技術はトップレベルで、寝たきりになっても生きていくことができます。ただ、それが「幸せな人生か?」といったらそんなことはありません。食べたいものを食べ、行きたいところに行く、という健康寿命を延ばすことを目指さなければならないと思っています。

1-5.医院を牽引する理事長のリフレッシュ方法休日の過ごし方や趣味、楽しみにしていることはありますか?
休日の過ごし方や趣味、楽しみにしていることはありますか?長野に山小屋がありまして、そこに家族と行くことが息抜きですね。自然が豊かな場所ですので、森の中を散歩したり、大好きな薪割りをしたりして過ごしています。

薪割り?と思われるかもしれませんが、これが奥深くて楽しいんですよ。いい運動にもなりますしね(笑)。

割った薪は薪ストーブに使っています。長野は最低気温が-15度くらいになるときもありますが、家の中はTシャツと短パンで過ごせるくらいポカポカです。寝る前には、太い薪を何本か入れておけば朝まで温かいままです。

最近はイベント企画などの準備で忙しくて行けませんが、近いうちにまた行きたいと思っています。

2.医科(内科)2-1.連携医療の中での内科の役割連携医療の中で医科(内科)はどのような役割なのでしょうか?
連携医療の中で医科(内科)はどのような役割なのでしょうか?治療計画を決める羅針盤のような役割を担っています。たとえば腰痛の場合、原因は内蔵の病気からくるのか、骨盤の歪みからくるかの2パターンが考えられます。この判断は命にかかわる大事なことですので、まずは内科で原因を突き止めるための検査を行います。

その検査結果に基づき、病気の場合は専門の病院へ紹介、骨盤の歪みの場合はさらに細かい検査をした上で、治療師とディスカッションを行い、治療計画を立てます。

お口以外の検査はすべて内科で行い、患者さん一人ひとりに最適な治療計画を立てていきます。

2-2.インフルエンザの訪問診療インフルエンザの訪問予防接種を始めたそうですね
2016年から訪問診療という形で企業向けにインフルエンザの予防接種を開始しました。どの会社もインフルエンザの予防接種を受けてほしいという思いはありますが、強制できないため受診率が低くなっているという現状があります。

勤めている会社に医師が来て、昼休みに市場価格の8割程度の費用で予防接種ができるのであれば手軽に受診できます。会社にも社員にもメリットが大きいのではないかと思い、訪問予防接種を始めました。この取り組みにメリットを感じた企業様には、すでに訪問予防接種を始めています。社内で予防接種ができて受診率も上がり、インフルエンザの蔓延を防ぐことができたらいいですね。

2-3.病児保育への想い今後導入を考えている取り組みはありますか?
今後導入を考えている取り組みはありますか?最近、お子さん連れで治療にいらっしゃるお母さん方から「病児保育はやらないの?」というお話をいただくことが増えてきました。当院のある飯田橋は少し入ると住宅街ですし、新しいマンションも建っているので人口の流入が増えてニーズがあるのだと思います。

病児保育とは、体調に不安のある(熱・嘔吐など)子どもをお預かりする制度です。これは、子どもを預かる広さの部屋と提携している医療機関があれば、医師はいなくてもよい決まりとなっています。

当院は医療機関ですので、好条件で病児保育を行うことができます。親御さんも医療機関が預かってくれることで安心してもらえるのではないでしょうか。実施することで地域の方々のお役に立てるのであれば、将来的に行っていけたらいいなと思っています。

3.イベント企画3-1.誰でも参加できる無料の教室無料の教室をされているそうですね
無料の教室をされているそうですねベースには、地域密着で地元の方々のお役に立ちたいという想いがあります。そこで、体操教室やヨガなど、患者さんが自由に選んで参加できる無料の教室を行っています。現在は、ヨガやウォーキングエクササイズ、体操教室を行っていますが、そのほかにも患者さんから「○○をやりたい」という声があれば、今後はそれもイベントとして始めていければいいなと思っています。

当院は「健康になりましょう」というコンセプトでさまざまなイベントを企画しています。多くの選択肢の中から、簡単に体験でき、自分の身体を知り、健康意識を持つきっかけとなればうれしいです。

また、日々の動作にストレッチの時間を少し入れるだけで、身体にとってさまざまなメリットがあります。ですから、健康寿命を延ばすためにもぜひ取り入れてほしいと思います。

アンチエイジング効果もあると聞きました
あまり知られていないかもしれませんが、実は表情筋を鍛えることで、ほうれい線や小じわに効果的なのです。当院でも顎やお顔の体操指導を行っていますが、それだけで目がパチっとして印象が変わる方もいらっしゃいます。

表情筋を鍛えることはご自宅でも簡単にできます。たとえば、普段の生活で口を大きく開けることはありませんので、意識的に口を大きく開けたり、開けたまま横に動かしたりするだけでも効果的です。日常の動作にちょっとしたストレッチを加えるだけでよいので、たくさんの方に広めていきたいですね。

4.今後の展望4-1.訪問診療の可能性今後の展望を教えてください
今後、要介護・地域包括ケア・QOL(生活の質)の向上という観点から、訪問診療を開始させたいと考えています。現在、訪問診療開始に向けて動いている最中ですので、詳細については準備が整い次第、こちらの項目でお伝えしたいと思っております。

院長プロフィール麻生田泉 理事長<経歴>
1981年3月 日本歯科大学卒
1986年3月 東京医科歯科大学大学院卒
1995年8月 飯田橋内科歯科クリニック開設
1998年2月 医療法人社団 泉晶会設立


飯田橋内科歯科クリニック 基本情報

住所 〒162-0822 東京都下宮比町3-2 飯田橋スクエアビル5階
電話番号 03-5261-5441
アクセス 最寄駅:飯田橋駅
JR中央線 徒歩3分
東京メトロ東西線・有楽町線・南北線、都営大江戸線 B1出口徒歩1分・C1出口正面
<歯科>
診療科目(歯科) 一般歯科・審美歯科・インプラント・咬み合わせ・顔のゆがみ・矯正歯科
診療時間 月~金 10:00~22:00
土 10:00~19:00
休診日 日・祝日
<医科・整体>
診療科目(医科) 腰痛外来・基礎疾患診断
診療科目(整体) 骨盤療法・ゴムバンド健康法・腰痛、肩こり、坐骨神経痛、身体のゆがみなど
診療時間 月~水・金 10:00~22:00
木 14:30~20:30
土 10:00~17:30
休診日 日・祝日

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