宝塚市立病院の建て替えに市民からの寄付で約254億円が集まる
宝塚市が市立病院の建て替え資金の一部として、市民から約254億円の寄付を受け取ったことが発表されました。この寄付は、市内の元会社役員である岡本光一さんと岡本明美さんの夫妻から提供されました。
夫妻は、阪神・淡路大震災のボランティア活動を経て、地域で財団法人を設立し、人材育成や障害者支援に尽力してきました。その財団が解散するにあたり、残った資金を市の発展のために使うことを決意しました。
寄付の大部分は、病院の建て替え費用に充てられ、残りの資金は市の他のプロジェクトに使用される予定です。新しい病院は令和13年度中の開院を目指し、市議会ではこれに関する議案が提出されることになっています。
岡本さんは「市民の健康を支える重要な施設だからこそ、最良の環境を提供したい」と意気込みを語り、山崎市長も「市民としての大きな支えを受け、感謝しています」とコメントしました。