高額療養費制度の見直しに関する質疑 13日に開催へ
衆議院予算委員会の理事懇談会が開かれ、高額療養費制度の見直しに関する政府の方針転換について議論が行われました。その結果、与野党は政府の判断について確認が必要との認識で一致し、3月13日に石破総理大臣を招き質疑を行うことで合意しました。
政府・与党は、高額療養費制度の負担上限額の引き上げを見送ったことで、新たに約100億円の財源が必要となることを考慮し、現在参議院で審議されている新年度予算案を再修正する方針を固めています。
こうした動きを受け、3月12日午後に衆議院予算委員会の理事懇談会が開催されました。安住委員長は、参議院の鶴保予算委員長との協議の結果、参議院で予算審議が進行中であるものの、13日に衆議院で委員会を開くことに理解を得られたと説明しました。
その結果、与野党は13日午後に石破総理大臣および関係閣僚を招いて質疑を行うことで正式に合意しました。
13日の質疑では、冒頭10分間で石破総理大臣が今回の経緯について説明し、その後、各党が約1時間にわたり質疑を行う予定です。
なお、参議院で予算審議が行われている最中に衆議院予算委員会が開かれるのは異例の対応となります。
また、野党側は今回の質疑とは別に、石破総理大臣が出席する集中審議の開催も求めています。